デング熱にタレントも感染？！症状と予防法は？

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デング熱にタレントも感染？！症状と予防法は？　[ニュース] [編集]

日本で拡大してきているデング熱にタレントも感染？！

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日本で拡大しているデング熱にタレントも感染？！

厚生労働省は9月2日、デング熱の国内感染が大阪、山梨、青森、東京の
4都府県に住む男女12人で新たに確認され、合計34人になったと発表しました。

感染者の方はいずれも直近の海外渡航歴がなく、東京都立代々木公園や
その周辺を訪れていたことが分かっています。

厚生労働省は、代々木公園やその周辺でウイルスを持った蚊に刺されて、
感染したとみています。

出典：ANNnewsCH　代々木公園の蚊を採取「ウイルス」を・・・デング熱拡大(14/09/02)

この拡大してきているデング熱に、王様のブランチのリポーターであるタレントの
青木英李さんと紗綾さんも感染したことが報じられています。

出典：青木英李公式ブログ『HappyニコニコLife』
※現在は8月21日にロケに行ったことは書かれていますが、
　突如謎の高熱が出た内容は削除されています。

出典：紗綾 OFFICIAL BLOG SITE

リンク：TBSテレビ『王様のブランチ』

＃ちなみにこのブログ内容により、王様のブランチの生放送のウソが判明したと
　話題になっています。。。
　(9月27日に高熱を訴えて療養しているはずの2人が9月30日の番組に出演していたため)

デング熱の症状と予防法は？

デング熱について簡単にまとめます。

▼デング熱とは

デングウイルスによる感染症。ウイルスには4つの型がある。
感染者の血を吸ったヒトスジシマカなどの蚊が媒介することにより、感染する。
(人から人に直接には感染しない)

ちなみに『デング』とは、スペイン語の「denguero」（英語でdandy）が語源とされており、
背中の辺りの激痛にのけ反る姿がダンディな人が気取って歩く姿に似ていることから
その名が付けられたと言われている。

▼デング熱の症状

38度以上の突然の高熱で発症し、頭痛、眼（か）痛、顔面紅潮、結膜充血を伴い、
発熱は2～7日間持続する。(潜伏期間が3～7日ほどある)

初期症状に続き、全身の筋肉痛、骨関節痛、全身倦怠感を呈する。
また胸部、体幹から始まる発疹が出現し、四肢、顔面に広がるが、
症状は概ね１週間程度で回復する。
ただし、ごくまれに一部の患者において、発熱2～7日後、血漿漏出に伴うショックと
出血傾向を主な症状とする致死的病態が出現することがある。
(感染者の1～5%程度で重症化)
なお、2回感染すると重症化することが多い。

▼治療法

特効薬は無く、対症療法が中心となる。

※対症療法とは
　病気の原因に対してではなく、発生した症状を軽減するために行われる治療法。
　痛みと発熱に対してアスピリン(解熱鎮痛剤)を投与するなど、主に症状を緩和したり
　する治療法で、病気の根本的な原因を取り除く治療法と区別されている。

▼予防法

蚊に刺されないようにするために、長袖・長ズボンの着用して肌の露出を避け、
虫除けスプレーなどを使用する。

ヒトスジシマ蚊は場所によっては11月まで生息し続けるため、感染の危険性が高い
都会の公園や草地には十分注意が必要。
ランニングやウォーキング時には、タオルなどを巻いて首の露出も防ぐなどの策が有効。

また自宅のバルコニーや庭に、蚊が卵を産みつける水の入ったバケツ、空き缶、
空き瓶などを放置しないように注意すること。

参考：厚生労働省ホームページ

参考：国立感染症研究所感染症情報センター

海外ではエボラ出血熱が猛威をふるっていますが、日本におけるデング熱の感染は、
戦時中の1942年～1945年に神戸、大阪、広島、呉、佐世保、長崎などで約20万人が
感染する大流行があって以来の69年ぶりなのだそうです。

デング熱は世界的にはマラリアに次いで多い昆虫媒介感染症で、東南アジア、南アジア、
中南米、カリブ海諸島、アフリカ、オーストラリアなど全世界で毎年約1億人の感染者が出ている
そうです。

私はこのデング熱のニュースを聞いたとき、エボラ出血熱がモデルと言われているパンデミック映画の
『アウトブレイク』を思い出してしまいました。
人類にとってウイルスというのは、いつの時代も脅威の存在です。
歴史的にみても終わりなき戦いが続いています。

また映画『マトリックス』でエージェントスミスが言い放つセリフ、
「繁殖を始めると資源を使い切るまで繁殖をやめない有機体が２つある。人類とウィルスだ。」
というような内容が非常に印象的で、思い起こされます。

我々日本人は、蚊に刺されることについて、これまで深刻に考えていなかったと思いますが、
今回の感染拡大を機に、少し考えを改めたほうがいいのかもしれません。