マクドナルド社長が中国期限切れ肉問題でようやく謝罪。動画はこちら [ニュース]
中国期限切れ肉問題の件で、マクドナルドがようやく謝罪会見を開きましたね。
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7月29日、日本マクドナルドのサラ・カサノバ社長は、中国の食品会社による期限切れ肉使用の問題が明らかになってから初めて謝罪会見を開きました。
会見の場でサラ・カサノバ社長は、
「まず最初に、大切なお客さま対して、ご心配とご迷惑をおかけしたことを
心からおわび申し上げます」
と陳謝しました。
▼今回の問題について
「悪意を持った数人の従業員の行動だ」
という見解を示した上で、
「報道されている行為は絶対に許されないものだ。マクドナルドはだまされた」
と述べました。
▼問題が起こった原因について
中国の食品加工会社が、検査データの改ざんや二重のデータ管理が行われていたためとして、事実確認を行った上で中国の食品加工会社に対し、損害賠償を請求する方針を明らかにしました。
一方で、問題の期限切れ肉が混入した可能性がある商品の撤去や、中国製からタイ製に切り替えるなど迅速な対応をアピールしました。
▼今後の再発防止策について
鶏肉以外の食材を加工している中国の業者と、タイの鶏肉の加工業者に対し、臨時の検査を実施すること、さらにはこれらの業者が加工した製品について、日本国内でも品質検査を行う方針を明らかにしました。
▼今回の問題における顧客への対応について
問題となった中国期限切れ肉の食材が日本に出荷されたと確認できていないとして、鶏肉を使った商品を購入した客に対し、返金の対応は現時点で行わない考えを示しました。
また日本マクドナルドのその他の仕入れ先については、安全性が確保されていると述べ、加えて検査強化など再発防止策を取ることで、マクドナルドは、トップクラスの安全性と品質管理をしていると繰り返し強調しました。
出典:FNNsline (全録)日本マクドナルドHD決算会見 カサノバ社長が陳謝
謝罪会見の動画をご覧になられていかがでしたか?
日本の顧客の間では、社長の態度が謝罪しているように見えないとか、色々な意見が出ているようですが、実際私もそう感じました。
これは単純に文化の違いだけでしょうか?
深々と頭を下げる行為は無かったにしても、顧客への謝罪というよりは、自分たちも被害者であるという面が強く見えてしまいました。
それもそのはず、、中国で問題が発覚した7月20日から9日も経ってからようやく行われたこの謝罪会見ですが、もともとは、株主への決算発表の場だったそうです。
会見場となった東京都内のホテルには、今回の事件があったために報道陣も80人ほど詰め掛ける形で行われることになったようですね。
また会見の終盤では、今回の件の影響により、日本マクドナルドにおける1日当たりの売り上げが予想よりも15%~20%ほど減少しているため、本年度の業績見通しを一旦取り下げて未定にすると発表しました。
この部分は明らかに株主向けの会見内容であり、やはりついでに消費者に謝罪した感が否めません。
これでは日本の顧客における懸念は払拭できず、信頼を取り戻すのは難しいのではないかと思います。
今回の中国期限切れ肉問題を受けて、日本マクドナルドは顧客への安心と安全性アピールのため、仕入れた食材の最終加工国や原産国をホームページで公開することを明らかにしました。
こちら↓が詳細です。
リンク:日本マクドナルドホームページ「安心・安全な商品を提供するための取り組みを強化」
確認してみたんですが、「ホットアップルパイ」や「マックチュロス」など、まだまだ中国産の商品があるんですね。。。ううむ。
今回の問題で、顧客に対して非常に大きな不安とショックを与えたわけですから、他の食材に関しても、どのような検査基準で安全だと判断したのか?検査方法はどのように改善するのか?をもう少し具体的に説明してくれてもよいかと思いますが。
同じような管理体制ではまた同じような事態が起こり得るのではないでしょうか?
世界トップクラスの食の安全性を謳い、徹底していると言うのなら、毎月の検査結果も公開してほしいものですね。第三者機関による検査も行うとか、検査している状況を公開する等です。
それぐらいしないと徹底しているとか、改善に向け取り組んでいるとは言えないでしょう。
さらにサラ・カサノバ社長の「中国期限切れ肉の食材が日本に出荷されたと確認できていない」という発言もよく分かりません。
7月22日時点で、国内で使用する「チキンマックナゲット」の約2割は、問題の中国の会社から仕入れていたと発表されたはずなのですが。。。
仕入れ商品の輸入ルートも正確に把握できていないということなのでしょうか?
真相は不明ですが、ちょっと信用できませんね。
さて、、、ひとまず今回の件における日本マクドナルドの対応方針が示されましたが、みなさまは、どうご判断されましたでしょうか?
当分マクドナルドには行かない!と言われる方。
マックシェイクくらいなら買うという方、いろいろだと思います。
私は現状の対応を見る限りは、当面利用しないつもりです。
ただ今回の件で、日本の消費者における中国産食品に対する意識が変わったことについては良かったと思います。
中国産食材の危険性=食のチャイナリスクについては、かなり前から言われていたことなのですが、おそらく今回の件で改めて考える方が増えたのではないでしょうか。
食のチャイナリスクには、中国の環境汚染が非常に深刻な事態になっているという背景が挙げられます。
これは中国が共産党の独裁政権のもと、利益ばかりを優先し、公害対策や汚染処理を怠った結果です。
被害状況は甚大で、日本国内へのPM2.5の飛来もそうなのですが、中国本土の「大気汚染」、「土壌汚染」、「水質汚染」は非常に危険な状態にあり、現在、地球全体で起こっている異常気象の原因にもなっているとの研究論文も発表されているほどです。
以下は関連記事でも掲載した動画ですが、中国の現状について、まだあまりご存知ない方はぜひ見てみてください。
※非常にショッキングな映像描写を含みます。
出典:危険な中国の実態
出典:中国 奇形児が激増――環境汚染と危険な食品
出典:中国の欠陥嬰児 毎年約90万人
現代は情報化社会となっており、ネットで公開されている範囲のみですが、食材の原産地・原産国の情報は調べられるようになっています。
ただし、加工食品の原産国表示については、まだ完全に義務付けされていません。
この背景には、原産国や加工した会社が複数に渡る場合は書ききれないケースがあるため、現状は表示を免除されているようです。
また消費者庁では、「加工食品品質表示基準」を設けて、産地表示が義務づけられている加工食品を公開しています。
リンク:消費者庁ホームページ「品質表示基準一覧」
よって、加工食品の原産地表示について、現段階では非常にグレーな状況ですね。。。
国内では、自主的に原産地表示をしている良心的な企業もあるようですが、原産地表示が無い場合は、海外からの輸入加工食品の可能性があると見たほうがいいと思われます。
ただ今回の件で、中国産食品は使用していないなど原産地をホームページで公開する企業が増えてきているように感じます。
そもそもで言えば、我々消費者は高い税金を払っているのだから、輸入食品における安全性については、厚生労働省なり農林水産省なり国の専門機関のほうで責任を持って実施していただきたいと考えます。
が、現在話題になっているTPP(環太平洋経済連携協定)が開始されれば、輸入食品の規制緩和が行われて、食品検疫体制の機能が低下するとも言われていますので、安易に政府任せにしないほうがよろしいかと思います。
よって今後は、我々消費者も、
食材に関する意識を高く持ち、
食品の安全性を見極め、選択すること
が重要になってくるのではないでしょうか?
家族の安全を守るため、少なくとも自分がよく利用するお店の食材の原産地はどこなのか?
くらいの情報は、把握しておくようにしたいですね。
P.S.
なんと!日本マクドナルドがこのタイミングで新商品を発表したそうです。
しかも「豆腐しんじょナゲット」というナゲット製品とは。。。
開いた口が塞がりません。顧客のことをどのように考えているのか?理解に苦しみます。。
出典:ANNnewsCH マクドナルド チキン→豆腐しんじょナゲット新発売(14/07/30)
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日本マクドナルドのサラ・カサノバ社長の謝罪会見の内容
7月29日、日本マクドナルドのサラ・カサノバ社長は、中国の食品会社による期限切れ肉使用の問題が明らかになってから初めて謝罪会見を開きました。
会見の場でサラ・カサノバ社長は、
「まず最初に、大切なお客さま対して、ご心配とご迷惑をおかけしたことを
心からおわび申し上げます」
と陳謝しました。
▼今回の問題について
「悪意を持った数人の従業員の行動だ」
という見解を示した上で、
「報道されている行為は絶対に許されないものだ。マクドナルドはだまされた」
と述べました。
▼問題が起こった原因について
中国の食品加工会社が、検査データの改ざんや二重のデータ管理が行われていたためとして、事実確認を行った上で中国の食品加工会社に対し、損害賠償を請求する方針を明らかにしました。
一方で、問題の期限切れ肉が混入した可能性がある商品の撤去や、中国製からタイ製に切り替えるなど迅速な対応をアピールしました。
▼今後の再発防止策について
鶏肉以外の食材を加工している中国の業者と、タイの鶏肉の加工業者に対し、臨時の検査を実施すること、さらにはこれらの業者が加工した製品について、日本国内でも品質検査を行う方針を明らかにしました。
▼今回の問題における顧客への対応について
問題となった中国期限切れ肉の食材が日本に出荷されたと確認できていないとして、鶏肉を使った商品を購入した客に対し、返金の対応は現時点で行わない考えを示しました。
また日本マクドナルドのその他の仕入れ先については、安全性が確保されていると述べ、加えて検査強化など再発防止策を取ることで、マクドナルドは、トップクラスの安全性と品質管理をしていると繰り返し強調しました。
出典:FNNsline (全録)日本マクドナルドHD決算会見 カサノバ社長が陳謝
日本マクドナルドの謝罪会見について考察
謝罪会見の動画をご覧になられていかがでしたか?
日本の顧客の間では、社長の態度が謝罪しているように見えないとか、色々な意見が出ているようですが、実際私もそう感じました。
これは単純に文化の違いだけでしょうか?
深々と頭を下げる行為は無かったにしても、顧客への謝罪というよりは、自分たちも被害者であるという面が強く見えてしまいました。
それもそのはず、、中国で問題が発覚した7月20日から9日も経ってからようやく行われたこの謝罪会見ですが、もともとは、株主への決算発表の場だったそうです。
会見場となった東京都内のホテルには、今回の事件があったために報道陣も80人ほど詰め掛ける形で行われることになったようですね。
また会見の終盤では、今回の件の影響により、日本マクドナルドにおける1日当たりの売り上げが予想よりも15%~20%ほど減少しているため、本年度の業績見通しを一旦取り下げて未定にすると発表しました。
この部分は明らかに株主向けの会見内容であり、やはりついでに消費者に謝罪した感が否めません。
これでは日本の顧客における懸念は払拭できず、信頼を取り戻すのは難しいのではないかと思います。
食のチャイナリスクを考える
今回の中国期限切れ肉問題を受けて、日本マクドナルドは顧客への安心と安全性アピールのため、仕入れた食材の最終加工国や原産国をホームページで公開することを明らかにしました。
こちら↓が詳細です。
リンク:日本マクドナルドホームページ「安心・安全な商品を提供するための取り組みを強化」
確認してみたんですが、「ホットアップルパイ」や「マックチュロス」など、まだまだ中国産の商品があるんですね。。。ううむ。
今回の問題で、顧客に対して非常に大きな不安とショックを与えたわけですから、他の食材に関しても、どのような検査基準で安全だと判断したのか?検査方法はどのように改善するのか?をもう少し具体的に説明してくれてもよいかと思いますが。
同じような管理体制ではまた同じような事態が起こり得るのではないでしょうか?
世界トップクラスの食の安全性を謳い、徹底していると言うのなら、毎月の検査結果も公開してほしいものですね。第三者機関による検査も行うとか、検査している状況を公開する等です。
それぐらいしないと徹底しているとか、改善に向け取り組んでいるとは言えないでしょう。
さらにサラ・カサノバ社長の「中国期限切れ肉の食材が日本に出荷されたと確認できていない」という発言もよく分かりません。
7月22日時点で、国内で使用する「チキンマックナゲット」の約2割は、問題の中国の会社から仕入れていたと発表されたはずなのですが。。。
仕入れ商品の輸入ルートも正確に把握できていないということなのでしょうか?
真相は不明ですが、ちょっと信用できませんね。
さて、、、ひとまず今回の件における日本マクドナルドの対応方針が示されましたが、みなさまは、どうご判断されましたでしょうか?
当分マクドナルドには行かない!と言われる方。
マックシェイクくらいなら買うという方、いろいろだと思います。
私は現状の対応を見る限りは、当面利用しないつもりです。
ただ今回の件で、日本の消費者における中国産食品に対する意識が変わったことについては良かったと思います。
中国産食材の危険性=食のチャイナリスクについては、かなり前から言われていたことなのですが、おそらく今回の件で改めて考える方が増えたのではないでしょうか。
食のチャイナリスクには、中国の環境汚染が非常に深刻な事態になっているという背景が挙げられます。
これは中国が共産党の独裁政権のもと、利益ばかりを優先し、公害対策や汚染処理を怠った結果です。
被害状況は甚大で、日本国内へのPM2.5の飛来もそうなのですが、中国本土の「大気汚染」、「土壌汚染」、「水質汚染」は非常に危険な状態にあり、現在、地球全体で起こっている異常気象の原因にもなっているとの研究論文も発表されているほどです。
以下は関連記事でも掲載した動画ですが、中国の現状について、まだあまりご存知ない方はぜひ見てみてください。
※非常にショッキングな映像描写を含みます。
出典:危険な中国の実態
出典:中国 奇形児が激増――環境汚染と危険な食品
出典:中国の欠陥嬰児 毎年約90万人
我々消費者が食の安全を守るためにすべき1つのこと
現代は情報化社会となっており、ネットで公開されている範囲のみですが、食材の原産地・原産国の情報は調べられるようになっています。
ただし、加工食品の原産国表示については、まだ完全に義務付けされていません。
この背景には、原産国や加工した会社が複数に渡る場合は書ききれないケースがあるため、現状は表示を免除されているようです。
・原産国
輸入加工食品の場合、食品が最終的に加工された国の名前が、原産国として表示してあります。
例えば、農畜水産物を輸入して、国内で味付けをした場合、最終的に加工されたのは日本なので、原産国の表示はされません。
製造業者の欄には、味付けをした業者の名前が表示されます。
一方、農畜水産物を輸入して、小分けや袋詰めをした場合、国内では加工していないため、この農畜水産物を生産した国が原産国として表示されます。
農林水産省ホームページより、引用
また消費者庁では、「加工食品品質表示基準」を設けて、産地表示が義務づけられている加工食品を公開しています。
リンク:消費者庁ホームページ「品質表示基準一覧」
よって、加工食品の原産地表示について、現段階では非常にグレーな状況ですね。。。
国内では、自主的に原産地表示をしている良心的な企業もあるようですが、原産地表示が無い場合は、海外からの輸入加工食品の可能性があると見たほうがいいと思われます。
ただ今回の件で、中国産食品は使用していないなど原産地をホームページで公開する企業が増えてきているように感じます。
そもそもで言えば、我々消費者は高い税金を払っているのだから、輸入食品における安全性については、厚生労働省なり農林水産省なり国の専門機関のほうで責任を持って実施していただきたいと考えます。
が、現在話題になっているTPP(環太平洋経済連携協定)が開始されれば、輸入食品の規制緩和が行われて、食品検疫体制の機能が低下するとも言われていますので、安易に政府任せにしないほうがよろしいかと思います。
よって今後は、我々消費者も、
食材に関する意識を高く持ち、
食品の安全性を見極め、選択すること
が重要になってくるのではないでしょうか?
家族の安全を守るため、少なくとも自分がよく利用するお店の食材の原産地はどこなのか?
くらいの情報は、把握しておくようにしたいですね。
P.S.
なんと!日本マクドナルドがこのタイミングで新商品を発表したそうです。
しかも「豆腐しんじょナゲット」というナゲット製品とは。。。
開いた口が塞がりません。顧客のことをどのように考えているのか?理解に苦しみます。。
出典:ANNnewsCH マクドナルド チキン→豆腐しんじょナゲット新発売(14/07/30)
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